「穂乃ちゃん、瑞樹と俺は親友でもあり、同じ学校に勤めてるんだ」
「えっ?そうなの?」
「あぁ。瑞樹は数学教師。俺は養護教諭」
「へぇ……凄~い!」
私は目を丸くして咲哉さんを見た。
「でもさ、咲哉にこんな可愛い彼女がいたなんてなぁ……」
川瀬さんはそう言うと、ドリンクバーで取ってきたアイスコーヒーを一口飲んだ。
「じゃー、お前も早く彼女を作るんだな」
咲哉さんがクスッと笑う。
「あのさぁ……俺の気持ち知ってるだろ?」
「あぁ、知ってる」
「じゃー、そんなこと言うなよ……」
ん?えっ?
話が見えてこないんだけど……。
川瀬さんには好きな人がいるってこと?



