「よっ。蘭」

「あ、おはよ。涼」

と、涼が俺の机を見て顔をしかめた。

「おま……」

「あっ、えっと……これは……」

「おーい涼と凡人おはよー」

げっ、玲!

「凡人、おまえ……」

「あ、涼達なーにやってんの?」

出た原っ!

「なんだよその顔……つか剣ヶ峰、今、何隠したんだぁ?」

「なっ………何でもねぇよっばか!」

「俺、お前よりばかじゃない」

「たしかに」

ごもっともな意見に、玲と涼の言葉が被る。

「うっ……」

「で? 何隠したんだよ。あ、何? もしかしてえ「違う違うちがーうっ!!!」