「兄さんにも聞いて、問題を作ってみました」

「うげ……」

鷹の手に持たれる紙を見て、涼は一瞬にして顔を歪めた。

「何ですか。そんな顔して」

「いや、難しいんだろうなぁって」

鷹の作る問題は難しい上に鬼畜なのだ。

「まぁまぁ、やってみてくださいな。兄さん監修なら間違いは無いはずですからね」

「ん」

と、鷹から紙を受け取り、問題に目を通す。
しかし、涼の顔色は問題を見た瞬間から急に変わった!

「問題を作ったのは誰……?」

「俺ですが?」

「どうりで……」

問題には、
英語に訳しなさい。

俺は人を虐げるのが大好きです。

俺は飯を食わないやつが大嫌いです。

俺はまだ、人を殺した事はありません。

等々……。

「……」

「……」

「……」

「……」

「……最近、ご飯食べなくてごめんなさい……」

「よろしい」