「蘭……ちゃんと文章を読め。何で自分の名前を書くところにクラスを書くんだ……」

「お前正真正銘の馬鹿だな」

俺のアホさ加減に嘲笑気味に笑う涼に、思わず見とれてしまったが俺は重大な事に気付いてしまった。

「お、俺そんなに馬鹿じゃないもん……」

「えっ!? なっ、泣きそうになんなよ」

「凡人は泣き虫だな」

「待てぇ! 今のは聞き捨てならないよ!? 俺は泣き虫じゃないし、凡人でも無いもん!」

「あー本当、凡人ほどうるさいやつはいない……」

「に゙ぁー!?」