そんなこともあってか、私の高校ライフは、中学まで私が抱いていた予測を大きく下回るほど地味なスタートだった……




放課後になると……




校舎内に設置された[目安箱]なるものを回収し、我が部室(?)[第二生徒会室]に持ち帰る。


投函された意見、要望の書かれた投票用紙すべてに目を通し、実現不可と判断したものを破き捨てる。


実現の余地ありと判断したものをまとめて生徒会室に提出。






毎日これの繰り返し………


私は[部活]は文化部否のただのデスクワークだ………




おまけに、その相棒となったのが自分勝手で寡黙で、さらには確実に私よりも優秀な天才少年[橘 京介]となると………




もうイヤになる………