部屋の中には、まるで廃校の一室が如く、殺風景で何もなかった。

部屋の中央にある机には埃が被っていた。


橘:
「あの……ここは………??」

梨木:
「〜〜♪♪♪」



ガチャ………




ッ………!!??



橘:
「梨木さん………??今、鍵掛けましたか………??」

梨木:
「えぇ〜何のこと〜!!??♪」


いや……とぼけんな………


梨木:
「あー、橘くん。そっちの小部屋に椅子置いてあるから2つ持ってきてー♪」


話を変えた………??


橘:
「…………はい…………」



まったく………相手が先輩とは言え………こき使わるのはいい気はしない…………