でも夕方なら、部活を早退すればいいだけ。
しかも、4時までの試合なんてない。



「しょうがないわね。行ってらっしゃい」



あたしの真剣さに気づいてくれたのか、
それとも面倒臭くなったのか、それは
分かんないけどママに思い切り抱きついた
のは確かだった。





もう一度、あの光の下に立てるときが
来るんだ……。



部屋のベッドで一人、妄想を膨らます。