====================== 「蘭崎様、こちらへどうぞ。」 蔵は笑顔で言った。 「……陰森、行くぞ。」 「いえ、自分はここでお待ちしています。」 「空気などよまなくていい。早く来い。」 陰森にとっては、空気を読んだ行動だったのだが、蘭崎に言われては仕方がない。 蔵に案内される蘭崎の後ろについて行った。 (蘭崎様っていつも遥くんを連れてますよね…) 蔵は歩きながらそう思っていた。まぁ、もっともなことなのだが。 ======================