今までずっと1人だった。



自分を自分で守って…。




「凌は…本当に守ってくれるの?」

「あぁ。」



まっすぐな瞳。



嗚呼…



あたしは…








「結婚する!!」









そう決めた。




もう迷わない。



迷うのは性に合わない。



だってあたしは南咲雫だ。



四天王の一角の朱姫だ。



迷わない。



今までそうだったように…。




「凌、必ずあたしを守れよ。」

「わかってる。」



もう迷う事はない。