そして、数日経ったある日。
細かい仕事を済ませたあたしと貞永は、あたしの運転する車である場所へと向かっていた。
「あとちょっとで着くから」
「了解ー」
あたしの言葉を聞いた貞永は、なんだか気の抜けた返事をした。
今日は、貞永が主演を務める事になった映画の製作発表会見がある。
確か、これまたケータイ小説が原作となっている作品だった。
題名は、「スタートライン」。
普通の女子高生が俺様な社長と恋に落ちるっていう、明るめのラブコメ。
貞永は今回、その俺様な社長役に大抜擢されたのだ。
女子高生役の人と、W主演らしい。
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