秘密の★オトナのお勉強①




あたしの言葉を聞いた光輝は、そっと抱きしめていた手を解く。

光輝の目は…怒りに満ちていた。




「…どういう事だよ、あゆ」



「あたしは光輝が心配なの!役の為に体重制限しないといけないし、辛い思いもいっぱいしないといけないじゃん!」



「それでも、俺は俳優になりたかったんだからいいじゃねーか!」



「あたしは寂しいの!光輝のいない毎日が!!」




…違う。

言い合いになりたくて、こんな事をしてるんじゃない。


あたしは、あたしは…!




「光輝が大好きだから、心配してるんだよ!」




勇気を振り絞って形にした言葉は、すぐに崩れ去っていく事となった。




.