その言葉を聞いた瞬間、ちょうど一年前の光輝の言葉を思い出した。
―――「光輝はさ?将来何になりたいの?」
「俺は…俳優だな!」―――
…そうか。
すっかり忘れてたけど…光輝の夢は俳優になる事だったんだ…。
「かなりメディアも注目してる作品でさ。…俺、やっと自分の夢を叶えられる!」
あたしの目の前で、満面の笑みを浮かべる光輝。
そんな光輝の姿を見て…なんだかあたしは寂しいと思った。
光輝があたしから離れていくような気がして…
「よかったね、光輝!」
「ああ!これから頑張るわ!」
不謹慎だったけど、あたしは光輝を応援できそうにもなかった。
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