秘密の★オトナのお勉強①




光輝と付き合い始めて、一年が経った頃だった。




「あゆ!聞けって!」



「どうしたの?光輝」




ケータイを片手に、息を切らす光輝。


無事に進級し三年生になったあたし達は、クラス替えで違うクラスとなってしまった。


それでも、休み時間には毎時間会っていたあたし達だったんだけど…

こんなに息を切らして焦っている光輝は、このあたしでさえもあまり見た事がなかった。




「光輝…?」




あたしが問いかけても、言葉を発さない光輝。


…何かが起こりそうな気がする。

そう思った時だった。




「…受かった!」



「へ…?」



「映画の主演オーディションに…俺、受かったんだよ!」




.