…たぶん、三十代後半くらい? 「私、ラブリングの監督をしております、三谷です」 「か…監督さん!?」 「はい」 ニコリと笑う三谷さんに対して、あたしはどんどん焦っていく。 何を最初にすべきなの? 挨拶?握手? 完全にテンパッたあたしを見て、三谷さんは優しく笑った。 「そんなに緊張しなくて大丈夫ですよ」 「は…はい…」 こんなにテンパっているあたしに気を遣ってくれるとは、何て心が温かい人なんだろう。 .