秘密の★オトナのお勉強①




その一言に、あたしの涙腺が刺激される。




「俺のマネージャーが、本当にあゆでよかった」



「…貞永」



「俳優としても人間としても、俺はあゆのお陰で成長出来たんだ」



「…やだ、何言ってんのよ」



「だから、俺はハリウッドでも頑張るから。日本で応援してくれている、あゆの為に…」




最後の言葉で、あたしの涙腺は決壊する。


気付けばあたしは、貞永から逃げるように走り出していた。




「あゆ…!」




叫ぶような貞永の声が、あたしの耳にズッシリとのしかかる。



…決めたのに。こんな日だからこそ、あたしはあたしらしく居るって。


貞永といつも通りに接しようって。

泣かないって、あれ程誓ったのに。



なのに…苦しいよ。


涙が止まらないよ。




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