秘密の★オトナのお勉強①




「貞永…本当に行っちゃうんだね…」



「姉ちゃん…」




どこか悲しそうに、猛が呟く。



きっと、猛はあたしの秘密の気持ちに気付いているはず。


あんなに貞永についての相談をしたんだもん。


勘の鋭い猛はあたしに口出しをする事はないけど、きっと心配しているんだろうな。




「猛…」



「…ん?」



「アンタは気にしているだろうから、先に言っておくよ。あたしは、貞永に気持ちを伝えるつもりはないから」




そうキッパリと宣言し終えた所で、空港内にアナウンスが響き渡った。




「まもなく、十三時十分発・ロサンゼルス行きの飛行機の搭乗を開始致します。ご搭乗のお客様は、五番ゲートにお集まり下さい。繰り返します―――」




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