秘密の★オトナのお勉強①




「質問しすぎよ」



「すいましぇん…」




やっと離してもらえた頬を擦りながら、あたしは素直に謝る。


少し涙目になっているのは、佐田さんが引っ張りすぎたから。


あたしだって人間なんだから、少しは手加減して下さいよっ…!



ふつふつと湧き出てくる苛立ちの数々を抑えこみながら、あたしは佐田さんの話に耳を傾ける。




「まず、いつから光輝くんの事を好きじゃなくなったかというと…それがよく分からないのよ」



「は…?」



「ただ、中森さんがアタシに光輝くんが好きだって宣言してきた日には、もう好きじゃなくなっていたわよ」




…う、ウソーっ!?

あたしは貞永に対して何も思っていなかった佐田さんに、あんなに真剣に気持ちを打ち明けていたって事?


なんか…損した気がする。




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