今更だけど…
貞永が、遠くの存在に思えてならなかった。
それでも佐田さんに言われた言葉や自分の決意を思い出して、すぐさま笑顔を取り戻したあたしを、あるマスコミの質問が襲った。
「噂によりますと、貞永さんの担当マネージャーはかなり優秀な人材だと伺っております。貞永さんに尽くしてくれた担当マネージャーには、何という言葉を掛けたいですか?」
…担当マネージャーって、あたしの事?
マスコミの耳に届いているほど、あたしの噂は広がっていたんだ。
ハッピードリームに入社してから、約半年。
この間、ずっと貞永のマネジメントを行ってきたあたし。
色々な事があった。
貞永と過ごした日々が、走馬灯のようにあたしの脳を駆け巡っていく。
感情が爆発しそうなあたしの目は、貞永の回答によって抑え切れなくなる。
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