「昨日は急にすまなかったな」
「いえ。いずれはこういう日が来るんだろうな…っていう覚悟は出来ていたので、大丈夫です!」
…分かった。
小西さんは、あたし達の事を心配して、あんなに辛そうな表情を浮かべていたんだ。
急に離れ離れになるあたしと貞永の事を、充分に考えていてくれたんだ。
その証拠に、ホラ。
あたしの返事を聞いた小西さんの表情が、どんどん元通りになっていくじゃない。
「…それは本当かい?」
「はい!神風さんの決断も間違ってなかったと思います!…貞永の実力は、日本に留めておくにはもったいないですから」
そう笑顔で言い切れるのは、きっと、佐田さんのお陰だ。
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