秘密の★オトナのお勉強①




「どうしたの?」



「いや、貞永くんハリウッドに行くんだなって思って」




忙しいあたしを気遣うかのように、冬馬は優しい口調で話す。


冬馬の一言でまた涙腺が崩壊しそうになったけど、あたしは全力でそれを阻止した。




「そうなのよ。その対応も色々あって、本当に忙しくて困っちゃうんだから!」



「あゆ…」




冬馬が言いたい事は分かってる。


だけど、それを口にさせたら終わりなんだっていう気持ちが、あたしの心の中にはあった。




「貞永はずっとハリウッドでの挑戦を夢見ていたの」



「うん…」



「その夢を掴むチャンスが来たの。応援してあげるに決まっているじゃない!」




ニコッと微笑んだあたしを、冬馬はもちろん佐田さんまで辛そうな表情で見ていた。




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