「ずっと夢だったんじゃないの?ハリウッドに行く事…」
「…そんな事ねぇよ」
「嘘付け…!あたし知ってるんだからね!…貞永がずっとハリウッドの映画に釘付けになっていた事…」
それは、すぐに分かった。
テレビの宣伝、映画館のポスター、
ハリウッド要素が含まれている物全てに、貞永の視線が奪われていた。
いつも行動を共にするマネージャーのあたしは、そんな貞永の姿を見ていつかは…と勘付いていた。
まさか…こんなに急に決まるとは思っていなかったけど。
「あたしの為に日本に残るなんて許さない!ハリウッドで成功しなきゃ、一生許してやんないんだから!」
「あゆ…」
「一生貞永の出ているテレビ見ない!声も聞かない!…会ってもやらないんだから!」
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