秘密の★オトナのお勉強①




…ハリウッド、?


思わず聞き間違えなんじゃないか、と耳を叩いてみる。


それでも…神風さんのしっかりとした声は、あたしの耳に残っていた。




「ハリウッドの方から、オファーを頂いたんだよ」



「…オファーですか?」




貞永が聞き返すと、神風さんも力強く頷く。




「ああ。アメリカでも貞永の噂が広まっているらしい。“日本に演技の天才がいる”とな」




演技の天才。

貞永にピッタリな表現。


貞永は、海を越えてまで有名な存在となっていたんだ。




「どうだ貞永。この話、受けてみないか?」



「…受けます!チャンスがあるならば、是非!」




神風さんの問い掛けに、すぐさま答える貞永を見て、

…少しだけ、寂しいと思った。




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