秘密の★オトナのお勉強①




そんな神風さんの実力の凄さに驚きながらも、あたし達は芸能部の談話室へと通される。


来客用のソファ-にあたしと貞永が、その向かいにあるソファーに小西さんと神風さんがそれぞれ座る。


少し肌寒くなってきた季節に合わせて、湯気の立っているコーヒーが目の前に置かれた。




「あの…今日は何のご用件で…」




コーヒーを一口飲んだあたしは、早速用件を尋ねる。


マネジメント部の小西さんだけではなく、芸能部の神風さんが居るんだから、貞永にも充分に関係のある話に違いない。


ドクドク…と胸の鼓動が聞こえる中、神風さんがふと口を開いた。




「貞永…」




突然自分の名前を呼ばれた事に驚く貞永を、あたしはチラッと見る。



…貞永に、何の用なんだろう。

そう考えるのも束の間、神風さんは次の瞬間、信じられない言葉をあたし達に振りかけてきた。




「…お前、ハリウッドに行ってみないか?」




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