秘密の★オトナのお勉強①




そんな自分に気付き、あたしは首を横に振って喝を入れる。




「さ、行くよ!」



「ああ」




あたし達は地下駐車場に設置してあるエレベーターに乗り込むと、芸能部がある階のボタンを押す。


扉が閉まり、静かに上へと上昇するエレベーター。


どんどん増えていく階数の数字をぼんやりと見つめながら、あたしは胸をギュッと押さえる。



…不安だけど、あたしは一人じゃない。

隣に貞永が居てくれるから。


例え何があったって、あたしは乗り越えられると思うんだ。




「貞永…」



「んだよ」



「ありがとう」




意味が分からないような表情をする貞永に対して、あたしは舌を出して笑う。


その瞬間、エレベーターが目的の階に着いた事を知らせ、目の前の扉が開かれていった。




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