晴れ晴れとした気持ちを抱えながら、あたしは光が差し込んでいる窓を眺める。
もうすぐ夏を過ぎて、秋へと向かう。
そうすれば、サワサワと揺れている葉も、いずれはなくなってしまうだろう。
そうして、時間が過ぎていく。
人間関係だって、変わっていく。
新たな出逢い、
悲しい別れ、
たくさんの出来事が、これかもあたしを襲っていく。
あたしと貞永の関係は、一体どうなってしまうのかな?
そんな事を考えても、答えなんか簡単に解るはずもなくて。
このままでいいと思う自分と、それではダメだと反論する自分もいる。
矛盾しているけれど、それでもあたしの中の、貞永が傍にいてくれればいいという考えは変わっていない。
いつまでも、これからも。
貞永はずっと、あたしの傍に居てくれるよね…?
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