「あ…あゆ!」
「何?冬馬」
「元気になったんだね!」
…そっか。
あたしはつい昨日まで、死にそうな表情を浮かべていたんだもんね。
あまりの急変ぶりに驚くのも無理はないか。
「それより、冬馬達は何してるの?」
「蘭の出番が今の所ないから、ちょっとだけ休憩しようかなって…」
チラッと佐田さんを見ると、あたしの方を見ないように少しだけ俯いていた。
…そんなにあたしの事が嫌いですか、女王様よ。
アハハ…と苦笑いを浮かべていると、冬馬が無言で近くにあるスペースを指さした。
そこは何も置かれていない空間で、唯一存在感があるのは窓から差し込んでくる光、といったような場所。
「冬馬…?」
「これから三人で、少し話そうよ」
…三人って、もしかして。
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