秘密の★オトナのお勉強①




伊藤さんに命を狙われたあの日、隼人はあたしの願いをまったく受け入れてくれなかった。


あたしと貞永が居なくなった楽屋で、隼人は苦しみながらも答えを出したんだろう。



…どうやったら罪を償えるか。

きっと、その事ばかり考えていた。


ああ見えて責任感が強い隼人だからこそ、苦しんで、もがいて。




時間を掛けて出した答えは…


―――隼人が今回の不祥事をマスコミに発表して、公の場で日本国民全員に対して謝罪するというものだった。




―――「自分のマネージャーが、生きていく中でいけない事を犯してしまった。

この事は、いくらマネージャーと言えど、自分の指導不足により引き起こされた事。

この事件に関しては、自分にも同じく責任があります」―――




謝罪会見で、何度も口にした言葉。



貞永やあたしの名前は明かされる事はなかったけど、それでもあたしは…

キリキリと痛む胸を、押さえているしかなかった。




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