秘密の★オトナのお勉強①




お互い無言の状態で、あたし達は隼人の楽屋に到着した。


貞永に触れているあたしの手がじんわりと汗をかいてきそうで、咄嗟に貞永から手を離して距離を取った。


そんなあたしの行動を理解したような貞永は、全てを理解したかのように苦笑した。




「…そうだよな、あゆは俺が怖いもんな」



「貞永…?」




貞永の言葉によって、あたしはハッとした。



…そうだった!

あたし、貞永と絶賛喧嘩中なんだった…!


色々あり過ぎて、その事を忘れていた自分が怖い。




「えっと…」




咄嗟に言い訳しようとしたあたしの口を、貞永の手が塞ぐ。


そして、顔を苦しそうにしかめながら、貞永は言葉を発した。




「…ごめん」




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