秘密の★オトナのお勉強①




「い…伊藤さん…?」



「俺は中森さんがハッキリ言って嫌いなんだよね」




ジリジリと音を立てながら、あたしに近付いてくる伊藤さん。


咄嗟に働いた防衛反応により、あたしは伊藤さんを睨みつける。


あたしは一歩も引き下がらずに、伊藤さんの攻撃を全て受ける事にした。



…負けた気になるから。




「どういう意味ですか?」



「アンタのせいで、俺が受け持つはずの仕事が全部無くなったんだよ」



「はい?」



「ハッピードリーム・マネジメント部の中で、俺が一番業績がよかった。ずっと一位の座を譲らなかった。なのにアンタが現われてから、その一位の座が奪われたんだよ…!」




初めて聞いた。

うちの会社の中で一番業績がよかったのが、あたしだという事を。


というか、業績とかきちんとつけてたんだ。


あの小西さんの事だから、てっきりほったらかしにしているモノだと思っていたんだけど。




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