秘密の★オトナのお勉強①




だけど、今のあたしは貞永に対してこう接するしかない。


むしろ、今まで通りの態度でないと、接する事が出来ない。



…小学生か、あたし。

そうツッコミを入れたくなる程、あたしの恋路は難航していた。


でも、あたし的にはこれでいいんだ。

「俳優」と「マネージャー」なんだから。



少し話が脱線してしまったけど、あたしはそんな事を考えながら、目の前の貞永を睨み付けていた。




「なぁ、ちょっとええか?」



「は…はいっ…!」




あたしは佐田さんと談笑していたはずの雪村さんに声を掛けられ、咄嗟に振り返る。


そこには、ケータイ片手にニコニコ笑顔の雪村さんがいた。




「そんな硬くならんでええのに」



「いや…あはは…」




雪村さんのギャップに戸惑っているんです、とは言えずに、あたしは目の前にいる雪村さんに苦笑いを浮かべる。


あたしの隣にいるはずの貞永は…あたしの反応を見て、必死に笑いを堪えていた。



…今度は煮物じゃなくて、唐揚げにしてあげましょうかね?




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