秘密の★オトナのお勉強①




「光輝くん」



「あ…はい」




猛と絡んでいた貞永は、突然名前を呼ばれて驚いた表情をしながらお母さんを見る。



そういえば、猛に限らずうちの家族と貞永は仲が良かった。


元カレだとは言え、あたしが貞永のマネージャーになった事を知った家族は、かなり喜んでいたっけ?



そんな事がふと頭を掠めながら、あたしは再びお母さんと貞永のやり取りに集中する。




「光輝くんさ、次のドラマの出演が決まったんでしょ?」



「…は―――」



「ちょ…なんでお母さんがその事を知ってんの!?」




貞永の返事を待たずに、驚いたあたしは思わず声を荒げる。



…貞永のドラマ出演が決まった事は、ハッピードリームの中での極秘事項。


この事は、貞永やマネージャーのあたし、小西さんや芸能部の一部の人しか知らない。


ハッピードリームの人だって、ほとんど知らない事なのに…。



そんなトップシークレットの内容を、なんで一般市民の中森家が知ってんのよ!




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