秘密の★オトナのお勉強①




「そうだ」




楽屋を出て行く直前、何かを思い出したかのように冬馬があたしの方に近付いてきた。




「冬馬…?」



「あゆ、イイ事教えてあげる」




そう伝えられた途端、近付いてくる冬馬の顔。


突然の事にびっくりして、あたしの身体は固まってしまう。


そして、冬馬の整った顔があたしの耳元に近付いてきて…




「―――んだよ?」



「ふぇっ…!?」



「っていう事だから。バイバイ、あゆに貞永くん!」




…信じられない事を、言い逃げしていきやがった。




「なんだよアイツ。よく掴めねーヤツ」



「…そう、だねッ!」




あたしは、冬馬から聞いた話の内容を隠す為に、必死に平然を装っていた。




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