秘密の★オトナのお勉強①




コーヒーを握り締めたまま、

冬馬と向かい合ったまま、


あたしの心の中は、「冬馬に気持ちを伝えられた安心感」と「冬馬を傷つけてしまった罪悪感」とでグチャグチャになっていた。


それでも、あたしはこれでよかったと思う。



…好きなフリをして、恋愛感情を持っていない冬馬と付き合う方が、よっぽど残酷だと思ったから。




「冬馬、ありがとう…」



「うん…」



「あたしを好きになってくれて…ありがとう!」




その気持ちは、大粒の涙となって冬馬の前に現れる。


涙が止まるまで、冬馬はずっとあたしの頭を撫でていてくれた。




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