秘密の★オトナのお勉強①




そんな小さな貞永の呟きが聞こえたけど、今はスルー。


気を取り直して、あたしは気持ちを入れ替える。




「…まぁ、そういう事だから」



「マジかよ。俺、佐田蘭苦手なんだよなー」




ふと聞いてしまった貞永の本音に少しだけ驚きながらも、あたし達は佐田さんの楽屋へと向かう。


…今までにない緊張が、あたしを襲っていた。




「あゆ、お前どうする事にしたんだよ?」



「…なにが?」



「だからその…告白の…返事だよ」



「はっ…?」




あたしが驚きのあまり声を上げた瞬間、タイミング悪く佐田さんの楽屋に到着していた。


今の会話は一旦リセットされ、あたし達は顔付きを変えて、楽屋のドアの前に立つ。



そして…ドアを静かにノックした。




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