秘密の★オトナのお勉強①




必死に抵抗していると、フッとオバケの手があたしの服から離れた。


その隙をついて、あたしは少しだけ乱れた服を整える。



…本当にオバケっていたんだ。

しかも、こんな真っ昼間に出るモンなんだね。


ひとつ、勉強になったよ。




「…中森さん?」



「って、は…はい!」




背後から聞こえる、オバケの肉声。


近頃のオバケは、声まで出るようになったの?

というか、なんであたしの名前を知ってるのよ!



自分でも信じられないほどに伸びる背筋。


絶対絶命のピンチに陥ったあたしは、オバケと友達になるくらいの覚悟を持って、勢いよく振り向いた。




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