「マネージャーって大変だよね。自分のモチベーションが良くなくても、芸能人を支えていかなければいけないんだから」
…いつもの間に近付いてきたんだろうか。
貞永が去ってすぐに、あたしの隣のイスに冬馬が座った。
いつも通りのふわふわパーマをなびかせながら、天使のように微笑んでいる。
「だね。でも、あたしはマネージャーという仕事が大好きだから、一度もそんな風に思った事はないよ?」
「偉いねあゆは。俺なんか担当が蘭だから、しょっちゅう思ってるよ」
年下のクセして生意気なんだよ、といつも通りの冬馬節が炸裂する。
…今の言葉を佐田さんが聞いてたら、完璧に冬馬は死刑だね。
そんな事を心の中で思いつつ、あたしは撮影見学をスタートさせた。
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