秘密の★オトナのお勉強①




ケータイを持ちながら「うーん」と唸ってみる。


…やっぱり、頭がパンクしそうだ。




「だったら、答えが見つかるまで足掻けばいいじゃん」



「た…猛?」



「たくさん足掻けば、答えなんて案外簡単に見つかるもんだぜ?」




猛って本当に高校三年生なのだろうか?


そう聞きたくなるほどに、猛の考えはしっかりとしたモノで。




「姉ちゃん鈍いから、俺はすぐに光輝くんの件とか分かったけどな」



「…え?ちょっと、教えなさいよ猛!」



「絶対にイヤだね。自分で足掻いて下さいねー」




少しだけ、猛よりも子供な自分に腹が立った。

というか、猛が大人っぽ過ぎるだけ?


自分の弟にアドバイスを受けるとは…なんか惨めだな。




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