ケータイを持ちながら「うーん」と唸ってみる。
…やっぱり、頭がパンクしそうだ。
「だったら、答えが見つかるまで足掻けばいいじゃん」
「た…猛?」
「たくさん足掻けば、答えなんて案外簡単に見つかるもんだぜ?」
猛って本当に高校三年生なのだろうか?
そう聞きたくなるほどに、猛の考えはしっかりとしたモノで。
「姉ちゃん鈍いから、俺はすぐに光輝くんの件とか分かったけどな」
「…え?ちょっと、教えなさいよ猛!」
「絶対にイヤだね。自分で足掻いて下さいねー」
少しだけ、猛よりも子供な自分に腹が立った。
というか、猛が大人っぽ過ぎるだけ?
自分の弟にアドバイスを受けるとは…なんか惨めだな。
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