思わず佐田さんの言葉に、黙り込んでしまう。 反論が出来なかった。 …なんで? 言い返せばいい話なのに、言葉が見つからない。 「…反論しないって事は、何か心当たりがあるんじゃないの?」 「心…当たり…?」 あたしは目を瞑って、神経を集中させてみる。 貞永は、いつでもどこでも変態な狼。 場所なんかお構いなしに、あたしにエロ攻撃をたくさん仕掛けてくる。 心当たり。 そう言われて咄嗟に思いついたのは… さっき楽屋で襲われかけた時の、あの優しい手付きだった。 .