その瞬間、頭の血が引いていくのが分かった。
さっきまでブリッコ乙女と化していた佐田さんは、みるみる元通りになっていき、あたしの足を凝視する。
「中森さん…」
「は…はいっ…!」
あのハイテンションな佐田さんはもういない。
悪魔に変身した佐田さんは、ニッと妖しい笑みを浮かべると、誰もが悲鳴を上げたくなるほどの低い声を出しながらあたしに近付いてきた。
「…みーたーわーねー?」
「ギャーっ!!」
あたしは一体何を見たって言うの?
というか、そもそもさっきの佐田さんは誰!?
突っ込む所ありすぎなのよ、佐田さん!
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