「お疲れ貞永」 「あ、やけに機嫌がいいじゃねぇかよ」 「いつも機嫌いいですよ?」 冬馬と絡みつつ別件の仕事を終えたあたしはスタジオに移動し、ちょうど撮影を終えた貞永と合流した。 いつも通りに水を渡すと、貞永が何か言いたそうな表情を浮かべる。 「…なぁ、あゆ」 「何?」 「お前が笑顔って…なんか変」 ピキッ…! 血管が切れる音がしたような気がしたけど、あえて気にしない事にした。 久しぶりのフレーズが頭の中を駆け巡る。 コイツ、絶対にいつか煮物にしてやるっ…! .