あたしは名刺を見ながら絡まりあっていたピースを整頓していく。
「もしかして、冬馬が佐田さんを探していた理由って…」
「俺の担当さんが、蘭なんだよね」
「名字が一緒なのは…?」
「蘭は俺より一歳下のイトコなの。マネージャーが急にいなくなったから、って頼まれた。それから俺は、ハッピードリームのマネジメント部に所属して本格的にマネージャーとして活動するようになったんだよね」
ふわふわの髪の毛を揺らしながら、冬馬が呟いていく。
あたしの頭の中では、バラバラだったピースが全て埋め込まれていった。
そして、もうひとつの疑惑が浮上する。
「ねぇ冬馬…」
「何?」
「まさか佐田さんに、あたしと貞永が付き合ってた事言ってないよね…?」
「言ったよ?」
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