冬馬を楽屋のイスへと案内すると、あたしはその隣に腰掛ける。
「まずね、俺の職業から説明しようか」
真剣なあたしの横で、冬馬はスッと名刺を差し出してきた。
あたしはそれを受け取ると、声に出して読んでみる。
「株式会社ハッピードリーム・マネジメント部所属…佐田冬馬…?」
「うん、そういう事」
ニッコリ笑う冬馬をよそに、あたしは理解出来ていない事実を頭の中でまとめる。
冬馬はハッピードリームに雇われていて、それでいてあたしと同じマネジメント部。
という事は…
「冬馬って、まさか…」
「うん。あゆと同業者なんだよ」
ま…マジですかい。
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