秘密の★オトナのお勉強①




「離してよ、あゆ」



「やーだーっ…!」



「ジャケット皺になっちゃう」



「べーつーにーいーいーっ…!」



「離さないと俺と蘭の関係、話してあげないよ?」




冬馬がそう告げた瞬間、あっけなくあたしの手がジャケットから離れていく。



…なんて単純なんだ、あたし。

そんな自分が少しだけ情けなく思えながらも、あたしは冬馬の顔をジッと見つめる。




「話してくれるよね?」



「ジャケット皺になっちゃったけどね」




これまた変わってなかった容赦ない冬馬の言葉に、あたしはグサッと矢を突きつけられた気持ちになった。




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