「あゆだよね?久しぶりだね」
「ななな…っ!?」
テンパるあたしに対して、冬馬は余裕の笑みを浮かべている。
ふわふわした髪の毛は可愛い冬馬をさらに引き立てて、ニコッと笑った顔はまさに天使。
全てが高校時代と変わっていなくて、あたしは少しだけ安心した。
…って、
「なんで冬馬がここにいるのよ!」
「それは俺のセリフだよ?」
キョトンとする冬馬を見て、あたしは大混乱に陥る。
「だってここは、佐田蘭の楽屋でしょ?」
「は…?」
冬馬の言葉に、思わず声が詰まってしまった。
今、なんで佐田さんの名前が出てきたの…?
.

