「そうそう。俺あの子好みなんだよね☆」 人ごみの中の葵ちゃんを見て、先輩は微笑んだ。 「で、葵ちゃんに何ですか」 「この特別カードを渡してよ☆」 さっき渡されたカードと殆ど同じカードを渡された。 「どこが特別・・・あ」 よく見ると、裏にメアドが書いてあった。 「あくまでも、自然に渡してよ?他の子にばれたら面倒だから」