「・・・あれ?」



爽志くんがふと呟いた。



「どうしたの・・・?」



「こんな所に店あったっけ??」



目の前には手相占いの店・・・のような店。



『いらっしゃい・・・』



目が見えないくらい深くフードをかぶった店員が挨拶をした。



「あ・・・どうも。」



爽志くんは控えめに挨拶をした。




私は爽志くんに隠れていた。



『・・・カップル?』



「はい、そうです」




『ふふふ・・・じゃあ、これをどうぞ・・・』