「「高様ぁ~!!いっけぇ~!」」



今日も高様ファンの声がこだまする。



「はぁ・・・全く、うるさいわねぇ」



雪乃さんが呟く。



確かに、すっごくうるさい。



マネージャーとしては・・・いい迷惑。



「本当ですよねッ ・・・!」



私は笑顔で答えた。



「よかった、同じ気持ちだったのね。
注意してきましょう。」





「・・・え」


えぇぇえぇぇぇえええ!?


「さすがにそれはやめといた方が・・・」




そう言った時には、もう私たちはフェンスの向こう側にいた。