「???」 意味がわかんない 首をひねるあたしに先輩はあいかわらず赤い頬のまま言った 「千愛ちゃんがくれそうな感じなかったからオレがプレゼントする事にしたんだ」 そしていつものやわらかい微笑みをみせて 「……逆チョコってやつ? もらってくれる?」 あたしは コクン 頷く チョコレートの包みを受け取った 「先輩……あたし毎日ここに来てもいいですか?」 また新しい涙が目に溜まって先輩の顔がゆらゆらにじむ 「うん おいでよ」 アルト先輩はやさしく頷く