神田と愛川さんのおかげで、十数年ぶりに賑やかな一日だった。 帰りは落ち着きたいから1人で帰る事にした。 外は薄暗く、バスの窓から外を眺めてもなにも面白くない。 バスを降りて家に向かう。 町外れにある家までの道は、ろくに街灯も整備されていない。 見方によっては軽く心霊スポットに思えるほど空気が重い。 無論、怪奇現象に出くわした事も、幽霊に出会ったこともない。