初恋の先で君を愛せたら

那徠がかごを持って、私は品物のチェック。

スーパーを歩く私たちは、まるで新婚夫婦みたい。


そう思ってるのは私だけかな。



家に帰ってさっそく作りはじめた。

那徠は興味津々。

じっと待ってれば良いのに、私の周りをずっとうろうろ。


あれ、いなくなった?って思ったら、今度はなんとビデオカメラを片手に現れた。


「色、こっちむいて」

「むりむり!焦げちゃうよ」

そんな感じ。